※注意:windowsPCでこの作業は行っています。visual studio code自体はmacやLinuxでも動作するようなので、使えるかもしれませんが試していません。
arduino-IDEはコンパイラ・ライター・シリアルモニタなどがセットになっており、簡単に確実に使える便利なIDEであることは間違いない。しかし前々からarduino-IDEのコーディング作業に、自動コード補完(オートコンプリート)やIntelliSense(メソッドやメンバの表示機能)に不満があった。そう思っている人も多いのではないか?なので、arduino-IDEはもっぱら書き込み専用ソフトと化し、コーディング自体は外部エディターで書いている人も多いと思う。
そんなところに以下のような記事を見かけた。
Microsoft、“Arduino”向けの「Visual Studio Code」拡張機能をオープンソース化
スケッチのシンタックスハイライトをはじめとする開発補助機能を組み込む
Microsoft、“Arduino”向けの「Visual Studio Code」拡張機能をオープンソース化/スケッチのシンタックスハイライトをはじめとする開発補助機能を組み込む米Microsoft Corporationは6日(現地時間)、マイコンボード“Arduino”向けの「Visual Studio Code」拡張機能「Visual Studio Code Extension for Arduino」をオープンソース化したことを明らかにした。ソースコードは現在、“GitHub”のプロ...
OSS化とのことで、以前から「Visual Studio Code」の拡張機能としてはあったのかもしれない。とりあえず、Microsoftが作っているなら、気持ちよくコーディングできそうな気がしたので使ってみた。
インストール
windowsで使う注意点として以下の2点
- この拡張機能を利用するには「Arduino IDE」v1.6.0以降の導入が必要。
- windowsストアからダウンロードしたarduino-IDEアプリでは書き込みができない。
まずは、MicrosoftのVisual Studio Codeのダウンロードサイトでエディタを手に入れる。 https://code.visualstudio.com/download
普通にインストールすると、visual studio codeが立ち上がる。
arduino拡張機能を使う
次に、arduino拡張機能を追加する。虫眼アイコンやgitのアイコンが並んでいる左側のバーの一番下にある拡張機能を開く(Ctrl+Shift+X)。
検索欄に「arduino」と入力しMicrosoftが製作者のarduinoをインストールする。Microsoft以外にも個人が作成したarduino拡張機能があるため注意!(良いものかもしれないけれど今回はMicrosoftのやつを使ってみる)
インストール後に、適当なarduinoプロジェクト(inoファイルがあるフォルダ)を開く。綺麗なシンタックスハイライトで見やすい!
もちろん、自動コード補完(オートコンプリート)やIntelliSense(メソッドやメンバの表示機能)が使える!!!!
番下の青いバーの部分で、書き込むボード・接続するポートなどを選択したり、シリアルモニタを起動したりできる。
F1を押して「Arduino:Upload」をクリックすると、接続したボードに書き込まれた。
F1を押したときにいろいろとarduino拡張機能でできるコマンドが出てくるので、ここを確認すれば何となく使えると思う。(ライブラリーマネージャーやボーレートの設定などがあるのがわかる)
駆け足でしたが、以下の点でおすすめです。
- コードが見やすい
- 自動コード補完・IntelliSenseが使える
- 図を見てわかるように、若干コンパイルやアップロード時の出力が文字化けしているが問題なくverify/uploadできている
とりあえずこれからarduinoのコードはvisual studio codeで書いて行こうと思います。
Qiitaにも同じ記事をアップしています。http://qiita.com/varlal/items/052d08d0e34c570a6f3b
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