シンプルなキーボードコントローラの制作

電子工作
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このページは制作記録の意味合いが強いため文章は最低限ですが、できる限り写真を載せています。

概要と設計

シンプルで自由度の高いキーボードコントローラのユニットを作ってみよう。なぜ作るかというと…

  • HT82K629Aの使い方が知りたい
  • キーボード対応のゲーム(音ゲーなど)をプレイするための専用のジョイパッドを自作できるかも

仕様(コンセプト)

  • キーボードコントローラICには、HT82K629Aを利用
  • 必要最低限のユニットの基板を作成し、あとからピンヘッダ経由で自由に配線できる

主な部品の購入先

キーボードコントローラHT82K629Aは秋葉原のaitendoにて290円で買いました。キーボードコントローラに必要な振動子(今回はセラロックを利用)、セラコン、ピンソケットなどは秋月で買いました。

キーボードコントローラ
●概要●機能・仕様HOHTEK社PCキーボードコントローラチップ単体、対応インターフェース:USBとPS/2、動作電源:4.5〜5.5V、パッケージ:DIP-40、データシート 、表示価格:1

利用した部品リスト(価格リスト)は下の方に載せています。

回路図検討

HT82K629Aのデータシートにある回路例を単純化して利用します。以下の図はデータシートのスクショです。

今回適当な作りでよいので以下の部品を省略します。

  • Num LockなどのLED
  • 動作安定用のVDDに近い位置の0.1μFのコンデンサ
  • ローパス用の10μFの電解コンデンサ

KiCadによる回路図・パターン図作成

KiCadで以下のようなデータを作成、回路図はほぼデータシートと同じでよさそう。

パターン図-裏

パターン図-表

パターン図-配線

回路図

発注と制作

Fusion PCBで注文すると深センから10日くらいで届きました。

配送業者はいくつか選択できました。オススメっぽかったのでOCSを利用すると以下のように荷物が追跡できました。国内に届くと佐川急便にバトンタッチされました。

 

FusionPCB発注画面

OCS追跡画面

佐川急便の追跡画面

組立

おおよそ以下のような部品をはんだ付けしました。microUSBの部分はリフローするためちょっと難しい。

セラロックが写ってない…

全部はんだが終わると完成!

表面

裏面

 

使い方

データシートにピンアサインとキーマトリクス(キーを送信するためにはどことどこを接続するか?のマップ)があるのでそれに従う。例えば、「w」を押したい場合は、C2R0を接続すればよいです。

ピンアサイン

 

キーマトリクス

 

実際にかかった費用

1個あたりの費用を計算してみました。

仮に50個作って頒布することを考えると以下のような計算になりました。

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